吉野いろいろ

今日は休み!
桜井図書館で、今日はどこに行こうか、何を撮影し、何を食べようかを調べることに。
しかし、なかなかイメージと案内書とが一致しない。
とりあえず、森 絵都著『みかづき』を借りて外に出ると、仕事の電話やん。
機嫌よくしてるのに、奈落の底・・・、あーあ、あーあ、とブルーモードに陥ったが、用を済ませてすぐ回復。

吉野の川上村にある「蜻蛉の滝」は頭に浮かんでいる。
しかし、その先がなかなか湧いてこない。
自宅の自室の床に放ってある、白洲正子著『かくれ里』には、確か川上村の金剛寺が紹介されていたっけか。南北朝時代に由来ある御寺とのことだが、ネットで写真を見る限り、冴えない境内のようすだが、まあしかし、行ってみようじゃないの。

その前に、お腹を満たそう。
そうだ!確か吉野町に国栖に「くにす食堂」ってあったな…。
津風呂湖をかすめて、国栖に入り、川の上流に車を止めて、カメラ片手にぶらっと歩く。
往時を偲ぶ古い街道で、趣がある。

川が湾曲するちょうどその付け根に、この古民家レストランはあった。
週替りランチと、デザートセットをオーダー。
店の雰囲気と相まって、控えめな量と味付けで、美味しかった。
案内された席は、小学校の机と椅子のようだし、一人用の席で壁に面すので、落ち着いて食べることができた。
食べ終わるとコーヒーを飲みながらこのブログを打っているが、人目を気にせずに文章を入力することができる。本を読むのもいいだろう。
僕はこの時間に、大切な人とLINEの交換。

さて、ここに来る人は、僕を除いて、文化人や教養人が多いようで、どうしても耳に入ってくる会話からすれば、右後ろで話している人は絵を描く人のようだ。その向こうの女性はいろんな国を訪れて仕事をしている人のよう。インドネシアやポーランド、ニュージーランドなどの名が出ていた。
しばし落ち着くも、ここにはまた来ることにして、未練がましくここを退出。
精算時に「高そうなカメラをお持ちですね」と、若い店員さんが声をかけてくれた。
いえいえ、そんなこともなくて腕がないもので、と返すした。
実際、そうだもの・・・( ;∀;)

お目当ての御寺は、川上村でも奥深いところにあった。白洲正子が記した通りだ。
ここら辺の住民は「筋目の人たち」で、南北朝の時代に理不尽な北朝の行いから逃れ、隠れ、南朝を支えた人たち。 
白洲雅子氏の同著から、「何といっても、南北朝の時代から、一つの執念ともいえる信仰をもとに結束した人々は、排他的で、めったに口もきかない人たち」が住む。
この御寺は、いかにもそれを思わせるものだった。
それに、だ。
この御寺を訪れた瞬間に、大雨が上から襲ってきた。
いや、その前に閑散とした山道なのに、道に迷ってしまった。
他者を遠ざける文化の罠に、まんまとはまってしまったのかもしれない。

やみそうにない雨と闘いながら、何とかこの地から離れ、同じ川上村の「蜻蛉の滝」へ。
向かう道中で大雨に。
警報が出そうなくらいの勢い。仕方なしに車の中で仮眠した。
慢性的な寝不足の影響からか、約1時間は寝ただろうか、寝れたこと自体が地味に気持ちいい。
時刻をみると17時過ぎ。やばー!!
急いで滝に向かう。
諸氏はマイナスイオンが満つる癒しの滝を想像されるかもしれないが、この突然の大雨で、滝は自然の牙を向いていた。正直、この水の勢いが怖かった。
滝のそばや下に立つことができず、冷や汗をかきながら早々に退散した。
実はここでは、静止画は撮っていない。
そんな余裕がなかったからであります。

最後に吉野山。
日が暮れ、撮影タイムには間に合いそうにないが、なんとかこの悪い天気を利用して、「霧の吉野山」を撮ってみたかった。
半分は成就、半分は未完成・・・、また来ます。

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