大阪ミナミをスナップ撮影~紀行文を添えて~

大阪はキタもミナミも表層しか知らない。
中心街からすこし外れれば、そこはもう未知の世界。
しかし、カメラを片手に持つとその未だ知らない場所に行ってみたくなるから不思議だ。
本日のスナップ・ウオークは、なんばシティのカメラのキタムラをスタートとした。
カメラのキタムラで、一通り目で楽しみ、高島屋あたりで地上に出ると、小雨だった。

戎橋通りから左に曲がると、エディオン!・・・こんなところにあったっけ?

スズメがひとり「チュッチュ」と鳴いていて、レンズを向けても逃げる様子がない。
視線を下に落とすと逆立ちする「者」がいて、カメラも上に下にと落ち着かない。

戎橋筋から北上する。
スーツケースを引く外国人や日本人が増えているように思う。

また、人気の店に多くの人が並んでいるのを見かけた。

やや迂回して道頓堀川岸を歩く、というよりぼうっと浮遊する。
というのも、昼食の約束の時間までまだ間があるためだ。

道頓堀川はいわば運河である。
司馬遼太郎の小説『けろりの道頓』によると、安井道頓という人物が城南の開発のため豊臣氏の許可を受けて工事に着手したとされ、それは史実に基づいている。

スナップで撮影をしているという意識があると、こういう工事をしている様子も撮ろうとする。
構えるような撮影だと、そんなことは絶対にしない。
これが不思議なところで、何に対しても興味が向き、撮影の対象になってしまう。

さ、そろそろ時間。
いつも間にかたまっているのに使わない「グルメカード」をあてにして、かに道楽で「道楽」させてもらうことに!

料理の写真は、ブラケット撮影を使っているものがある。
多重露光を使うと、結果的にピンボケの部分が少なくなり(ピントの合った部分が多くなり)はっきりくっきりとした写真ができる。しかし、この時点で良い出来栄えにしようと邪念が入る。
カメラを構えてしまっていることに気づく。
気軽ではなくなっている・・・。

それにしてもおいしかった!!!
しかしカニの漁獲高が少なくなったりすれば、この店はどうなるんだろう・・・。
・・・この折り紙が、その祈りの現れように見えた。

いまはOCATは、なんばHatchと呼ぶ?
Googleマップでしらべればそう出てくる。

Cafeに入る。
なんという店かはすっかり忘れた。
店のメインテーブルでは国際交流が行われていた。日本人を中心に、数名のフォリナー

外に出ると、夕闇が迫っていた。
一日のうちでもっとも好きな時間帯。
ブルーマジック、マジックアワーなどと呼ばれることも。
この街のショップも輝き出すときだ。

もう一か所、居酒屋で牡蠣をあてに軽く飲んだ。
ところで、牡蠣は「牡」と「蠣」という漢字が使われる。
ネットで調べると、実は中国では、牡蠣は全てオスの貝であると考えられていたらしい。
牡蠣は、同一個体に雌雄性が交互に現れる卵生または卵胎児の雌雄同体で、外見上の生殖腺が同じであるため全てオスに見えたのではと言われている。
次に「蠣」はなぜ「虫」偏なのか。
「硬いもの・砥石」を組み合わせて作られた漢字が「蠣」だが、実は中国では動物・魚以外の生き物には虫偏が付けられているのだそう。蛇にも虫偏が付けられていることからも、珍しいことではないのかのかもしれない。

夕方から夜に移ったころ、家路についた。

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