秀逸すぎるポスター

男子トイレをキレイに使ってほしいのは、どんな施設の管理者であっても止まない願いであろう。
とくに小便器はどうしようもない。
若い頃と同じように何メートルはおろか何十センチも飛ぶわけないのに、便器から後退して構えるご仁。
挙句の果てに便器の手前に、ボトボトと滴り落ちる始末。

よく行く体育館では
「急ぐとも/外にもらすな/つゆほどに/吉野の花も/散れば汚し」と書かれたものを眼前に掲示。
だが、どれだけの人がこの川柳を読んで、自分のことと解釈しているのか、甚だ疑問だ。

で、次に出てくるのが「いつもきれいに使っていただき、有難うございます」だ。
相手を褒めることで、これだけ感謝されているんだからキレイにしよう!と思わせるという魂胆。
しかし、これも「オレはいつもちゃんとしてるぞ」と思い上がったご仁だとうまくはいかない。

さて、野鳥撮影で出勤前に度々訪れる新沢千塚古墳群公園のトイレのポスターは強烈だ。
すべて命令調。
「そこから静かに 一歩前へ出ろ!」
ただ前に出るだけではいけない、そろっと静かに…が肝要なのである。
そして、次に「狙いをさだめ」なくてはならない。
この「狙いをさだめる」のは男の悲しいサガで、苦ではないし、むしろワクワクする。
そして、撃つのである。
で、命中したら素直にうれしいし、しなかったら悲しい。

ゴルゴ13が命中したところに放尿しないと殺すとばかりに「私」を狙っている。
これは命中させるしかないが、外すと逆にピストルで撃たれるというスリル。

このポスター、秀逸すぎる。

ところで、「私」はなぜヘルメットをかぶっているんだろう・・・。

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